大塚家具が創業者娘である社長を解任し、創業者会長が社長を兼務すると報道されている。
同社のリリースを確認しておく→http://www.idc-otsuka.co.jp/contents/ir/tanshin/h-26/h26-7-23.pdf

理由は機動的な意思決定をするためとのこと。

額面どおり読めば、社長がいなくなったほうが機動的な意思決定ができることになる。
そもそもその場合に会長と社長をおいておく必要があるのか、ややわかりづらいところだ。

もう１点、７０歳を超えた創業会長は社長がいようといまいと、自分で経営の舵を切ることができるはずだ。機動的な意思決定を娘社長がいてはできなるということはおそらくないはずだ。

しかも、今回現社長は代表取締役社長は降りるものの、取締役として残る。父である会長と修復不能な喧嘩をしたとも考えにくい。

前年から２０％近い売上減に対して、効果的な策が打てない社長に対する社内の反応が厳しく、いったんは社長をおろす判断をしたのだろうか。私が会長なら自身の経験をすべて注ぎ、いったん後継者と決めた娘への営業面でのすべてを伝える。社長後任後、営業本部長を担当させ、そこで結果を出させて社長復帰をさせたい。社長業すべてを１人でやるのが厳しければ、自分の人脈から参謀をみつけ、彼女の後見役としてサポートさせるように仕向るだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

大塚家具、社長を解任　創業者の会長が兼務 – 朝日新聞デジタル http://t.co/vLHfT9C7in

2014/07/24 06:07:12

 

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