協和発酵キリンが売上70億円のアルキメデスを400億円で買収すると報道されている。
協和発酵キリンのIR情報に詳細資料がある。

同資料によると買収根拠がグローバルの拠点確保のためということ。売上70億円の会社を400億円で買うということは売上は少なく見積もっても10倍の700億円くらいする算段があるのだろう。それでなければ700億円の回収の見込みはまったく立たない。

M&Aのプライシングは、将来のキャッシュ・フローによって決まるため、今の売上、利益だけを見て、高い、安いと判断することはできない。しかし、現在の売上規模とこれだけ差があるような場合には、どうしてこの金額で買収することにしたのか、その根拠となった事業計画を開示するほうが、株主、あるいは投資家がその買収を是と考えるのか、否と考えるのかの重要な参考情報になるのではないか。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

協和発酵キリンが英製薬買収　400億円、点鼻薬も獲得　　：日本経済新聞 http://t.co/ZClV2d565V

2014/07/12 08:03:49

 

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