韓国銀行の東京支店員自殺について報道されている。不正融資をしたと思われる社員が、日韓の金融当局の検査中に自殺をはかったものと思われる。

こういった不正を防ぐために、監督官庁や組織は内部統制を強化するがそれだけでは十分でないと考えている。

１つはいくら厳しいチェック体制を引いても、ダブルチェックは多くの場合、書類上で行われる。関係書類の改ざんをすることによってダブルチェックでは不正は完全に防げない。

これを防ぐには、罰則の強化が第一だ。不正をしてしまったら終わりだという意識である。殺人したら、人生は終わりだと多くの方が思っているように、それを常識にすることだ。

さらに重要なことは自分事としてとらえる仕組みを作ることだ。例えば、売上成績は入金が済んでから評価する、なんてやり方をすれば、売上の架空計上などしても意味のないことになる。PCを自費で購入させることにすれば、簡単に壊したり、なくしたりすることはなくなるはずだ。情報漏えいについても、電車にPCを忘れたりすることが原因のことがあるが、これも自分のものでないということが背景にはないだろうか。

もっと大切なことは社員に好かれる会社を作ることだろう。そんな会社あるのか、という方はぜひ視野を広げてほしい。世の中にはそういった会社も実際にいくつもある。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

韓国銀の東京支店員自殺か　日韓金融当局が検査 – MSN産経ニュース http://t.co/VBMFpD9H5E

2013/12/18 06:11:14

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