ANAが確定拠出年金へ移行する見込みであると報道されている。

年金制度には、大きく２つ制度がある。

１）確定給付年金：
会社がお金を積み立てておき、あらかじめ設定された利回りをもとに当初想定されていた年金金額を運用結果にかかわらず、会社が保証する方法。予定どおりの運用がされなかった場合のリスクを会社が負う制度。

２）確定拠出年金：
会社が責任を負うのは、年金基金にお金を出すときまで。その後の運用は、個人が負う。予定どおりの運用がされなかった場合のリスクを社員が負う制度。

確定拠出年金への移行は年金基金の運用失敗のリスクを会社から社員へ移行するということを意味する。このリスクは、企業の決算にも多大な影響を及ぼし、そのリスクを企業が負担できずに確定拠出年金への移行を選択する大企業が増えている。ANAもこうした選択をし、組合も同意をした、ということだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ＡＮＡ労組、確定拠出年金移行受け入れへ　　：日本経済新聞 http://t.co/LQNDLx2wmo

2013/12/02 06:30:08

  

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