東京スター銀行を台湾の中国信託商業銀行が買収し、その後の戦略について語っている内容が記事になっている。

記事によると、日本企業の海外進出にあたって現地通貨建の融資をし、日本の個人金融資産を取り込んで、アジアなどで運用する投資信託などを販売していくとある。

特に後者についてはシティバンクや　HSBCが何度もトライをして結果として失敗しているビジネスだ。その理由は国内の規制で、海外ではいかによい金融商品を販売していても、日本では邦銀や日本の証券会社が売っている商品と似たような商品しか、これまで販売できていないからだ。政府は日本人の金融資産を少しでも海外に持ち出すことを嫌がっている。預金や貯金や生保を通じて国債に回る資金を確保したいためだ。

東京スター銀行のいっていることは消費者目線で歓迎すべきものだが、果たしてどこまで実践できるのか注目すべきだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「日本の中小海外進出に対応」　東京スター銀買収の台湾大手銀　　：日本経済新聞 http://t.co/7mYqZP5MNF

2013/11/01 06:10:52

 

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