IFRSを採用できる企業が4,000社超になったと報道されている。これはこれまで上場会社や海外で資本金20億円以上の海外子会社を持っている、などの要件が必要であったが、これが撤廃されたもの。

しかし、これでは大きく物事は変わらない。なぜならばIFRSを適用してメリットのある企業がほとんどないからだ。詳しくはここにすでに述べたが、IFRSをわざわざコストをかけて導入するにはそれなりのメリットが必要だが、それを提供できていないからだ。基本は資金調達のチャンスが圧倒的に増えることだ。それなしには企業側にわざわざコストのかかることを実行する根拠がないわけで、その中でいくら任意適用の要件をいじったところで大きな変化があるとは考えにくい。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

IFRSの採用可能企業が4000社超へ、金融庁が条件緩和を正式発表 http://t.co/AjLHtVJCvO @nikkeibpITproさんから

2013/10/30 08:29:44

 

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