株式会社立の日本教育大学院大学が栄光ゼミナールへ事業譲渡されると報道されている。

この大学院は、教員育成を目的としており、電車内の生徒募集広告も通年で掲示されていたので、広告費はかなり費やしていたものと思われる。こうした生徒募集のノウハウは栄光にあったのだろうが、受験生を集めるのとは勝手が違ったのだろう。それにしても、定員80名に対し23名の入学では運営は厳しいはず。80名の定員を確保していたとしても、設備、教員、教材費そして生徒募集のための広告宣伝費などを考えるとそう簡単に運営できるイメージはうかばない。

株式会社立だから難しいということではなく、そもそも人口減の中での学校運営がそれだけ難しいということだろう。企業のマーケティングはこれまで、どうやってやるか、という点にフォーカスがされていた部分も大きいが、何をやるのか、という点がポイントになってくるだろう。M&Aも何を買うのか、がまず一番大切で、買った後にどうやるかの考えるのでは、ただでさえ大変なPMIがより厳しくなってくると思う。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「株式会社立」大学院大学、栄光ゼミが事業譲渡 – 朝日新聞デジタル (http://t.co/kz4L0iZ14Q) http://t.co/n222UZ56af

2013/10/26 08:57:28

 

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