中小企業の事業承継が進んでいない現状が報道されている。

一方で親族内承継、いわゆる親が子へといったようなパターンの事業承継は減少してきている。
原因は、厳しい経済環境と、経営者の子弟の高学歴化などといわれている。

こうなった以上、M&Aも選択肢の１つとしてしっかり経営者の皆さんにも準備OKの状況になっていないといけないわけです。

準備OKというのは、いつでも会社を売れる状態にしておくことです。具体的に必要な要件は以下のとおりです。

１）誰が見ても会社の状況をしっかり説明、納得してもらえるような決算書を作成すること
２）トップが抜けてもビジネスがまわる人材の育成、組織作りをやりきること
３）利益を出していること

この３つはそう簡単ではありませんが、この３つをクリアできれば、仮にM&Aがうまくいかず、結果として親族内承継になっても、受け継いだ息子さん、娘さんもそう困らないはずです。まずは、自分の会社も売れるということと、売れるために「準備OK」の状況を作り出すために尽力されてください。

これらの内容については以下のビデオでも情報発信しておりますので、ぜひご覧ください。

M&Aの後継者問題、解決策は？（１）（全文書き起し）→http://ma-japan.info/case/archives/190
M&Aの後継者問題、解決策は？（２）（全文書き起し）→http://ma-japan.info/case/archives/193

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

東京新聞:中小企業の「事業承継」　９割高い関心　でも着手半分:栃木(TOKYO Web) http://t.co/LXO1TqUtnd

2013/08/17 10:18:47

 

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