メガバンクがアジアでM&A攻勢をかけている。メガバンクの業績はここでも言及されているように業績はよいものの、その収益は国債に頼る部分が非常に大きく今後に不安をもっている。

そこで資金力、利益体質の今のうちに今後の資金需要の見込めるアジアの金融機関を買収している。

問題は金額で、今後、大ブレークが予想されているのであれば地場のオーナーもそう簡単には売却しないはず、という前提がある。それでも日本企業に売るというのは、売り手が将来期待しているキャッシュ・フロー以上に日本企業がお金を出してくれていると考えるのが通常だろう。

資生堂などもM&Aによる過剰投資の結果、多額ののれんの減損を計上して業績が苦しくなった実績もある。今後、メガバンクにもそういった可能性がありうる、ということを理解して一連のM&A取引を追っていく必要がある。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

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2013/08/08 06:33:41

 

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