アクセンチュアがブーズを買収しようと交渉中であると報道されている。ブーズは戦略系コンサル会社であり、アクセンチュアがERP導入などソリューション販売を中心としていることから、上流から下流（といっていいかは微妙だが）までの一気通貫のコンサル企業になれるということだと思う。

それは悪い話ではないが、親会社が巨大でクライアントやベンダーや諸々の利害関係を持っているアクセンチュアということになると、中立的な立場で本当に戦略コンサルができない可能性があるのが懸念点だ。

例えば、戦略コンサルの結果、その実施過程でシステムの入れ替えの検討が必要であったとする。当然、親会社アクセンチュアを使うことになるだろうが、本当にそれがベストか、というとケースバイケースのはずだ。

この点で戦略コンサルは完全に独立系であることが非常に重要だというのが私の考えで、今回のM&Aについてはそれと根本的に異なるため、ややその成果について心配が残る。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

アクセンチュア、ブーズ・アンド・カンパニー買収で交渉中＝報道 | Reuters http://t.co/lLX4OFXcIb

2013/07/31 14:34:27

 

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