AT&TがLeap Wireless買収し、LTE帯域を強化すると報道されている。
これはもちろん、ソフトバンクが買収したスプリントへの対応策の一環であろう。
日本と比較して、非常に早い動きがすでに始まっているわけだ。

これに対して、ソフトバンクは定額制や実質機種代金無料などの日本で成功した手法、そしてそれにプラスαでどれだけ対抗できるか、ということになるだろう。

かつてソフトバンクは、たしかにM&Aやアーリーベンチャーへの投資をうまく進めているが、すでに成熟、安定した業績を確保している企業を買収したりはしていない。まだシーズの状況か、あるいはかつてのボーダフォン日本、今回のスプリントのように巨大な企業ではあるが、業績に苦しんでいる企業を買収している。今となっては、ソフトバンクを弱者と見る向きは少ないかもしれないが、これは弱者の戦略で、しかもそれをやりきっているという、この両者が並立している点が他社との違いといっていいだろう。これは今後、M&Aで成長していこうとする企業にとってのベーシックとなるはずだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

AT&T、Leap Wireless買収でLTE向け周波数帯獲得へ – ITmedia ニュース http://t.co/LWnVtA2PlZ

2013/07/14 20:31:23

 

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