ドコモがグアム地域の米領グアム最大手のケーブルテレビ会社であるＭＣＶグアムホールディングを約１２７億円（１億２９８０万ドル）で買収すると報道されている。

過去にも同地域でCATV、ネット企業を買収しており、これで同地域最大のユーザー数を獲得したことにになる。

契約者数は65,000人ということだが、仮にARPUが3,000円だとすると年商が24億円程度。優良携帯キャリアであれば営業利益率20％なので、この試算では営業利益が年間3億円程度となる。
前提となる数値が仮の数値ではあるが、買収金額127億円はこの前提からするとかなり高額のような気もする。

もちろんグアムは日本との関係も深く重要な地域だと思うが、ソフトバンクがスプリントの買収をする、という動きからするとスケールが違いすぎる。スプリントの買収後も大赤字企業の立て直しは楽ではないが、日本の通信キャリアという同業同士のM&Aを比較すると、いろいろなことが想定されて興味深い。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ドコモがグアム最大手ＣＡＴＶを買収、現地携帯会社の基盤強化 | テクノロジーニュース | Reuters http://t.co/qH5HFCs4ce

2013/05/23 06:02:32

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。