1000億円以上の顧客から預かった資産の行方不明になっていたとして、大きな問題となっているMRI事件であるが、ダイヤモンド・オンラインでは、その業者登録規制について問題視されている。

要するに、業者登録をするのは極めて簡単で、構造的にこのような問題が起きうるので、法改正などが必要だと指摘している。

これは正しいと思うが、こういうイタチごっこの末、日本の金融業界は規制だらけとなり、魅力的な金融商品がほとんど誕生しないし、販売されないので、多くの資金が海外へ逃避するという自体が生じている。政府は、この海外資産への流出を防ごうとしている点もここで指摘されている。

金融庁は、人員不足で、こういった細かい点までフォローできないということであれば、会計士を使う選択もある。会計士にしっかり監査をさせ、その監査ビジネスについて自由競争を徹底すべきではないか。大手だから大丈夫ではなく、ここなら大丈夫、という信頼度やブランドを独自に構築できる環境を整える方向性を検討してはどうか。すべてをお上がコントロールできないことは、すでに金融庁も認めているわけだから、別の方法を検討せざるをえない時期に来ているとわけだから、新しい方法を検討する時期に来ていると思うのである。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

「ど素人」でも業者登録可能 ＭＲＩ事件誘発の構造問題｜inside｜ダイヤモンド・オンライン http://t.co/JXWtmHw0xb @dol_editorsさんから

2013/05/20 05:54:06

 

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