ひさしぶりの深センはあいかわらず人も多く、渋滞も多く、そういう意味では活気がありました。

最低賃金はドンドンあがっていますので、住民は豊かになりつつあり、深セン中心部のデパートで売られている偽物品よりも香港に行って本物のブランド品を手に入れたいと思う層が少しづつ増えてきているようです。

香港と深センの間のイミグレであるロウフーにも週末には香港から買い物袋をたくさん下げた方が深センにもどってくる姿を激しく見かけるそうです。

一方でホンハイも今年の春節明けには採用を控えたと噂されるなど、人件費の高騰から製造業の雇用は厳しくなってきているようです。もしかするとホンハイはすでに中国以外で、中国リスクを避けようとしている外資を相手にどこかの国で製造拠点づくりを始めているかもしれません。

一方で中国国内で事業が悪化し、撤退のために売却をしたがっている日系企業が多いことはよく耳にします。多くの場合、財務が痛みすぎて買い手を見つけることは困難とされていますが、この例だけをみても売却は業績がよいうちにすべき、ということがよく分かります。そのためには、いつでも自分の会社を売れるような準備をしておき、タイミングを待つ必要があると思っています。 

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