これはぜひ記事を読んでいただきたいのですが、こういうやりかたです。

１）不正の兆候のある上場企業を調べ、公開情報から徹底的に裏をとる
２）レポートを作成し、公開する準備をする
３）空売りととともに２）のレポートを公開し、株価を下落させ、鞘を抜く

対象会社にとっては悪魔のようなファンドで、かつ万一レポートにミスがあれば訴訟で負け、ファンドも終わります。
それだけ裏をきっちりとっているということでしょう。

サイノ・フォレストという会社をターゲットにしたときは10,000ページ以上の資料をチェックしているということです。
外部情報がそれだけあるというのもすごいですが、その執念もすごいです。
ただし、日本でも日本電産へ空売りをしかけ、失敗しているようなので、すべての案件の確度が高いわけではなさそうです。

ある意味とんでもないファンドなわけですが、そもそも不正をしている連中に問題があり、自浄作用が機能していないのであれば、それが悪いことは間違いありません。精度の歪はどこにでもありうるわけで、反社会的ともいえず、むしろ正しい方向へ導くきっかけにもなるのではないかと思います。

日本電産はともかく、スケールを問わなければ日本でもいくらでも案件がありそうな感じはします。

汚職まみれの中国企業を次々に暴く｢カラ売りファンド｣という殺し屋の正体（プレジデントより） | 会計ニュース・コレクター（小石川経理研究所） – teacup.ブログ“AutoPage” https://t.co/H8Que2iuLq

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 15, 2020

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