2020年10月M&A成約件数は69件、3カ月連続で減る(ストライク集計)
![](https://ma-japan.info/case/wp-content/uploads/2020/11/AdobeStock_386858399.jpg)
2020年10月のM&A成約件数は3ヶ月連続で前年を下回ったということです。
これだけで何らかの結論を出すことは難しいですが、この経済環境が影響していることは間違いないでしょう。
ストライクさんの記事は以下をご覧ください。
—
10月69件、3カ月連続で減る ストライク集計
10月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比5件減の69件となり、3カ月連続で前年を下回った。1月からの累計では前年を超えるペースを維持しているものの、足元ではやや停滞している。新型コロナウイルス感染拡大を受けて「緊急事態宣言」が出されたことから、対面で買収価格などの事前調整が難しくなったことが悪影響を及ぼしている可能性がある。前月比では8件増えた。
ホームセンター中堅の島忠を巡って買収合戦に発展する様相となった。業界最大手のDCMホールディングスが島忠にTOB(株式公開買い付け)を始めたが、家具業界首位のニトリホールディングスが参戦の意向を表明した。
上場企業に義務付けられる適時開示情報をもとに経営権が移転するM&A(グループ内再編は除く)について、M&A仲介のストライク(M&A Online)が集計した。
月間のM&A件数が前年比で3カ月連続してマイナスとなるのは2019年8~10月以来1年ぶり。10月単月を過去10年でみると、今年の69件は3番目で、なお高水準にある。海外案件は15件中、ほぼ半数の売却案件で、不採算の現地事業を切り離す動きが目立った。
10月の取引金額は6505億円。8月、9月と続いた取引金額1兆円を超える超大型M&Aは途切れた。
こうした中、金額トップはNECがスイスの大手金融ソフトウエア企業アバロック・グループを買収する案件。金額は約2360億円。NECが強みとする生体認証、AI(人工知能)、ブロックチェーン(分散型台帳)技術などを組み合わせ、世界的規模で進展する金融DX(デジタルトランスフォーメーション)領域での事業強化を狙いだ。
島忠に対してはDCMが10月初めにTOBを開始した。島忠も賛同するTOBは成立が確実視されていたが、10月末に隣接する家具業界からニトリが対抗TOBに名乗りを上げた。買付価格はDCMを1300円上回る5500円を提示した。ニトリは11月中旬にTOBを始める予定で、買付価格の変更を含めてDCMの今後の出方が注目される。ニトリがTOBに勝利すれば、業界の垣根を崩し、ホームセンター業界再編のきっかけになる可能性もはらんでいる。
10月の主な発表案件は以下のとおり。
1 NEC、スイスの金融ソフト大手アバロック・グループを買収(2360億円)
2 ニトリホールディングス、島忠の完全子会社化を目的にTOBを開始予定(2142億円)
3 DCMホールディングス、島忠にTOBで完全子会社化(1636億円)
4 アステラス製薬、体内埋め込み型医療機器開発の米iota Biosciencesを子会社化(134億円)
5 アウトソーシング、外国人向け人材サービスのアバンセホールディングス(愛知県知多市)を子会社化(45.6億円)
6 タカラトミー、おもちゃメーカーの米Fat Brain Holdingsを子会社化(43,3億円)
7 アスコット、マンション分譲のTHEグローバル社(東証1部)を子会社化(30億円
—
YouTUBEチャンネルのご登録者が1,000名を超えました。いつもご視聴ありがとうございます。
チャンネル登録がまだの方は、今後の動画のお見逃しがないよう、よろしければご登録をお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UC68g8twItmuJVnevw0aV3yQ
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
---|---|---|---|
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円(1年分一括払) | - |
案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
買収を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/1時間 | 1時間〜 |
売却を検討されている企業団体様へ | |||
セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |
![](https://ma-japan.info/case/wp-content/themes/m_and_a/images/study.png)
M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座
![](https://ma-japan.info/case/wp-content/themes/m_and_a/images/mail.png)
メルマガ登録はこちら
![](https://ma-japan.info/case/wp-content/themes/m_and_a/images/youtube.png)
大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-