中小企業の資金繰りに再び壁という記事です。

コロナ対応での融資を金融機関も対応してきたわけですが、保証協会の保証のない融資、要するに返済されないと金融機関の損になる融資、いわゆるプロパー融資の多くが１年間以内の融資であり、その返済期限がこの冬にやってくるということです。

金融機関は政府ではなく、自立して営業しなければならないため、回収可能性のない融資をいつまでも続けるわけに行きません。

プロパー融資がどの程度あるのか、定量的なデータが記事にはなかったので（保証協会付き融資の倍はやっているというコメントはあるが、結局全体のどの程度かわかりません）、今後の影響がどの程度あるのかわかりません。

いろいろな状況、条件は各法人、個人によって違うために簡単に対応策がでてくるはずはありません。

しかし、これを機会に廃業、業務提携、そこから資本提携、などのこれまで考えていなかった施策を、各業界で考えていくべきです。そこでは、M&A、事業承継だけではなく、この厳しい環境のなかで、どうやって生き残っていくのか、ノウハウ共有や、事業提携の可能性を直接、交換、検討できる場が必要でしょう。

この厳しい環境の問題は、M&Aというツールだけでは簡単には解決できません。

事業があってのM&Aであることは忘れてはいけないことだと思います。

中小の資金繰りに再び壁　民間短期融資が借り換え期に：日本経済新聞 https://t.co/y0J1B5dOUo

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) November 10, 2020

それにしてもM&Aについての知識は必要です。
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