働き方改革のなかで、コロナの問題が拡大し、なお一層働けなくなってきました。コロナの問題については、やむを得ませんが、これを機にテレワークも増えてきて、働きやすくなるはずです。しかし、おそらく賃金はあがりません。働きやすい、ということは誰にでも仕事がしやすい業務であることが多く、付加価値が高いとはいえません。またテレワークが一般化すれば、労働者の負担は減るはずで、その結果、賃金が減るのはあってもおかしくない自然な流れと言えるでしょう。

その中で、本誌ではときどき取り上げさせていただく内田樹先生が次のような意見を述べていらっしゃいます。

今の日本を形作っているのは、「身の程を知る」ということだと発言されています。バブルの頃、経済のパイが右肩上がりのときには、誰も言わなかったが、景気が悪くなってくると、それを言い出す。小さいパイの奪い合いをせざるを得ない環境では、自分たちの領域を守り、それを超えてくるような真似はしてくれるな、という考えが支配してくるのではないかということです。

その結果、「身の程を知れ」という考えになるということですが、納得です。

これでは、努力して、出世する、人の役に立つ、稼げるようになるということができません。
もちろん全員がそれを目指す必要はないのですが、総中流を意識していた戦後の日本社会では、努力すれば、右肩上がりに自分たちも成長をできることが実感できました。バブル後はそれがなく、世代間ギャップの原因になっています。

今必要なのは希望でしょうが、希望を持つためには、自分たちが周りでできることから改善をしていくことなのだと思います。
そのためには正しい情報を集め、判断し、行動をすることが基本です。

コロナについては少しづつ政府からも情報が発信されつつあります。私達が希望を持つための行動を起こせるように、正しい情報収集発信に努めていただいて、それを受けた私達が判断、行動し、希望を持っていくことが大切だと思います。

佐藤優｢一般職を選んだ方が幸せかもしれない｣ 総合職の多くが一般職に､働き方改革の狙い | ワークスタイル – 東洋経済オンライン https://t.co/o8Oq0Lp0Z9 #東洋経済オンライン @Toyokeizaiさんから

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) February 26, 2020

週刊金曜日インタビュー（内田樹の研究室） https://t.co/OY6nCvq2pU

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) February 26, 2020

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