どうやらやっちまった東芝。ゴーンとどちらが責任が重いのか。
先日、東芝の粉飾決算について記事でとりあげました(https://ma-japan.info/archives/22234)が、どうやら循環取引をやっちまったようです。
関係しているのは東芝だけではないし、そんなもん気づかないのかどうかは先日記事に書いたとおりです。
東芝の監査人の立場からすれば、売上がまだ3兆円ある企業ですから、全体としての影響額は小さいし、そもそも循環取引というのは、悪質で資料は改ざんする、仲間と結託して、実際、資金を還流させるので、いくら怪しいと感じても、完全に粉飾だ、ということが極めてわかりづらいやり口です。監査法人としては、非常に見つけにくいし、悪意で被監査会社が粉飾をした責任をすべてとれ、ということではやり手がいなくなります。この問題を解決するなら、本誌では何度か提案しているようにキャッシュレス社会、電子商取引の徹底によって、そもそも監査が不要な体制を目指すべきでしょう。当然、税務申告も自動を目指すべきです。
そして、この東芝の粉飾は、ゴーンさんが金融商品取引法違反として問われている役員報酬の誤記載と比較すると、比較の対象にならないくらい、悪質です。ゴーンがあの扱いを受けるなら、今回の関係者はもっと厳しく対応すべきです。
上場企業でもこんだけ粉飾がでていますが、非上場会社は比較の対象にならないくらい粉飾だらけです。最近ようやく粉飾決算が原因で破綻し、金融機関が貸付を回収できない、というような報道がされていますが、こんなものはこれからいくらでも出てくるはずです。税務署にさえ、文句言われなければいいだろう、というようなスタンスで利益を水増しし続けてきた企業が、それを黙認してきた会計事務所はこの環境をしっかりと理解する必要があるでしょう。
赤信号はみんなでわたっても、ネットで叩かれたら終わりです。
架空取引、東芝子会社など5社関与 循環で装った疑い:朝日新聞デジタル https://t.co/VGW5ePouVW
— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) January 23, 2020
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