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粉飾決算が頻発する原因と対応策

粉飾決算が頻発しています。まだ捜査段階のものもありますので、内容についての評価は控えますが、こうした粉飾決算には大きく分けて2つのパターンがあります。

  1. 経営者主導パターン
  2. 現場主導パターン

です。1、については結構どうしようもないことも多く、コーポレート・ガバナンスの強化などの必要性も叫ばれていますが、非常勤である社外役員に経営者不正を必ず見抜けるかというと正直難しいです。私の場合には、経営者との対話と現場を見ることを通じて、経営者にそのインセンティブがあるか、あるとして経営者不正に手を伸ばす可能性がどの程度あるのか、という視点は忘れないようにしていますが、100%経営者不正を事前に見抜くことはできません。それだけ経営者の資質に依存する部分が大きいです。また、社内でその風潮が出たときに体をはってとめられるメンバーを経営者が周りにおいておけるのか、も重要になってきますが、これも経営者の資質によるものが大きいです。

次に現場主導パターンですが、これは経営陣と現場の距離がはなれていることが多いです。物理的に海外であるとか、経営陣が現場に行ったことがない、直接現場を見て、感じて、自分たちの考えや仕組みの意味合いなどを伝えていないことが多いです。買収した会社の海外子会社で粉飾が頻発するのは、ここに原因があることが多いと見ています。

今更ながらですが、コミュニケーションをしっかりとってやっていこう、ということなのだと思います。通常時は業績報告などの資料で状況を常に確認し、なにか変化の兆しがあった場合には、話を聞く、現場に飛んでいく。こんなシンプルなことがだんだんできなくなってきている企業が増えてきているように感じます。コントロールできないのなら、手放すのも手です。集中と選択、いまは売却も以前と比べれば、できやすくなってきていますから。

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