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SMBCがAt1債を発行。大丈夫なのか。

SMBC、三井住友FGが、AT1債を1,400億円発行するということです。
AT1債は、クレディ・スイスで急に無価値になり、結果として債券市場の暴落につながったものですので、ヤバいのではと思った方も多いのではないしょうか。

さて、AT1債ってなんでしょうか。ネットで調べると永久劣後債とか、色々と説明があることはあります。

こうした記号みたいなものを理解するときには、省略される前のもとの言葉を確認しておくとよいです。
AT1とは、Additional Tier1の略です。

もっとわからなくなりますが、このTier1とはバーゼル条約で定めるクラスのことをいい金融機関の自己資本比率を求める際に、自己資本としてみなしてよいものです。それはadditionlなわけで、追加で自己資本にいれてもいいぜ、とされているものなのです。
AT1とはまったく投資家のことなど考えていないネーミングなのです。

さて、金融機関が自己資本と同じように考えて良いということは、基本的には返済もしないし、するとしても最後の最後だよ、と宣言をしているわけで、元本は返ってこなくても最悪しかたがない、と考えるべきものです。だから利回りが高いわけで、投資をしたのと同じように考えておかないといけません。

しかし、債とついている以上、債券でしょ、元本は返ってくるんでしょう、と考えては甘いのです。

それではなぜ金融機関が自己資本を増やす増資でなく、こうしたAT1債を出すのでしょうか。
それのほうは資金調達しやすからでしょう。金融機関が得するということは、貸し手が損をするリスクをきっちり見極めないといけません。

当然、証券会社がこのような商品を販売するときには、どういう設計なのか、元本がどういう場合に毀損するのか、などなど分厚い冊子であったり、ネット証券でいえば100ページ以上あるような商品説明書に明記されているはずです。おそらくほとんどの方が実際には読んでいないでしょう。

商品の知識もなく、説明書も読まずにあとで騒いでも後の祭りです。

そして、ハイリターンなものはハイリスクであり、ローリスクのものはローリターンであるという原理原則をいつも念頭に置き、それに外れるものはなにかおかしくないか、と気づくことが大切なのです。

そのハイリスクをとれる方にとってはAT1債は悪くないはずです。

なんも考えずに買うとしらないうちにリスクをとらされてしまった、と感じる方も多いわけです。サブプライムなんかも似たようなもんです。意味がわからずキーワードだけ使ってわかった気になっている層が一番、彼らのターゲットになるのだとすれば、それは健全な状態ではありません。

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