売り時が「今」とは限りません

事業や会社を売却した方にとって、売り時が「今」とは限りません。
今は悪いけれど、やるべきことはわかっている、それを評価してほしいと売り手は考えますが、買い手にとっては知ったことではありません。
むしろ今、悪い事業をリスクを取って買収し、業績を改善させて利益をとろうとしているわけです。
一方で、そこまでリスクをとれない買い手層は「安定していて、それなりに利益が出ている」ビジネスを求めます。多くの方は、この層ですので、今できることをやって業績をあげてから売るべきです。
1)できることをやりきってから売却
2)買い手の調査に耐えられるように、財務、法務、労務などの資料を準備しておく
この2つの準備をしっかり完了できたときか、売り時です。
もちろん健康上の問題など別の事情がある場合は、この限りではありませんが、その場合、高い金額で売ることの優先順位を下げる必要がありますが、そこさえ理解できていれば売却自体ができないわけではありません。
