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メディカルと家電事業を売却、半導体に3,500億円投資し、IFRS導入を見送る東芝

東芝が、メディカルと家電事業を売却、半導体に3,500億円投資し、IFRS導入を見送ると報道されています。

直近の決算短信によると、東芝の連結純資産は5,000億円程度で、第4四半期で2,300億円程度の赤字が見込まれています。下手をすると債務超過の可能性もゼロではありません。まず、利益を出せる施策が必要で、これがメディカルと家電事業の売却につながっているのでしょう。一方で今後への投資としては、半導体事業を選択したのでしょう。半導体事業は利益がでる年は大きな稼ぎになるのですが、業績の変動が非常に大きいビジネスではあります。

またIFRSの導入を先送りするということですが、すでに米国基準で決算を公表しており、米国基準からIFRSへの変更理由がいまひとつ見えませんでしたが、この記事によると、日立、パナソニック、NTTなどが米国基準からIFRSへの移行を決定しているようで、将来IFRSへの移行を先取りしての動きがあるようです。厳しいコスト削減が必要な現状で、東芝がいったん先送りをすることはやむを得ない動きなのでしょう。

 

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