東芝が会計処理の影響が懸念され、株が下落
東芝がインフラ工事にかかる会計処理に問題があるとして、第三者委員会を設置し、株価が下がっていると報道されている。
東芝のリリースによると、調査結果が出るまでに1ヶ月ほどかかるとされており、以下リンク先の記事では投資家から影響額がわからず、困っているというコメントがでている。
工事進行基準は工事完成高と原価を見積もり、工事への原価の注入額をベースに売上を計算していく方法で、企業の実態を表すにはよい方法だが、見積がかなりあり、計算自体は複雑となる。ただ、記事では「費用の過小計上」があるという報道だが、費用を過小計上すると、工事進行基準では工事完成高=売上も減少する。粉飾決算をしようとすれば、費用も工事完成高も両方増やす必要がある。
仮に費用を過小計上して、工事完成高を増加させるためには、途中の計算にも矛盾が生じる。それを隠蔽しようとすれば現場だけでは不可能で、管理部門も関与していないと難しい。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
東芝株、一時9%安 会計処理の影響を懸念 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞 http://t.co/R8MRhFXeK5
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