ブログ

法科大学院の失敗に会計専門職大学院は学べるか?

法科大学院が失敗に終わった原因分析をしている論文を見つけた。早稲田の上村達男教授によるものだ。
会社法の改正に大反対のご意見をお持ちの教授のようだ。

詳細は以下のリンク先のとおりだが、要点としては以下のとおり。

・法律家は実務と理論の双方をバランスよく重視すべきなのに、理論を軽視したのが法科大学院だった。

・その結果、理論を軽視した過程で、企業法制、経済法制は教えられなかった。

・さらなる打撃は、法科大学院の教員は大学院後期課程の授業を持ってはいけないとか、修士課程すら持てないという風にされ、研究者のレベル維持が難しくなった。

その内容の審議は私には分からないが、理論軽視の弊害は身にしみて分かる。
私が会計士として、私の倍もキャリアもある財務部長の相談をうけることができるのは、背景に経験だけでなく会計の原理原則を時間をかけて学んでいるということがある。連結決算など理論的背景を学んでいるかどうかが始めて会った事例に適正に対処できるかどうか大きな影響がある。

理論だけを学んでいても、実務のことだけ考えていてもダメ。要するに合格者を増やすという目的のための手段として作られた法科大学院の運営はうまくいかなかったということだろう。

会計専門職大学院は、法科大学院ほどの影響はないものの、合格者を増やすために、その手段として使われたというプロセスには似ている部分がある。最近では会計士試験に関わらず、会計を学ぶ学生も増えているようだが、それであれば会計学研究科でもよいはずだ。

目的があって手段がある。どんな手段でも利用者の目的に沿っていれば問題はない。制度への不備に対する建設的な意見はとても重要だ。一方で、自分の目的にあった手段を自分で選ぶというのもあわせて重要だ。

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
                                                                                                                                                     
M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み

オンライン開催の詳細とお申込み
M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会資格詳細とお申し込み入会金33,000円
月会費11,000円(1年分一括払)
-
案件サポート制度JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50%-
買収を検討されている企業団体様へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み
オンライン開催の詳細とお申込み

M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
買い手様向けセカンドオピニオンサービスM&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 33,000円
追加相談サービス 33,000円/1時間
1時間〜
売却を検討されている企業団体様へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み

オンライン開催の詳細とお申込み

M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
売り手様向けセカンドオピニオンサービスM&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 33,000円1時間〜

M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座


メルマガ登録はこちら

大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-