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顧客獲得費として考えるべき楽天によるViber買収

楽天が無料通話アプリのViberを買収すると報道されている。
Viberは9億ユーザーを持ち、買収金額は約900億円と報道されている。

この無料通話アプリは、マイクロソフトがスカイプを日本のヤフーもカカオトークへ出資し、サービス提供をしている。ユーザーを集めるにはとても有効なツールだろう。もちろんライバルとしては、LINEもある。

今回の対象会社の業績は楽天のリリースにあるが、以下のとおり。売上がようやく少し出始め、営業、当期純損益とも赤字、およそ30億円の赤字状態だ。売上は1億円代。70億円以上の債務超過の状況で、財務的にはほぼ破綻状態だ。このビジネスをどうやって収益化するのか、LINEはそれをスタンプ販売なども求めている。しかし、スタンプだけで900億円を稼げるのか。あるいは、顧客リストを買ったと考えるのだろうか。おそらく、VIberの仕組みをソフトウエアとしてかなりの金額を計上し、残りをのれんとする会計処理が想定される。いずれにしても数百億円以上、将来稼げなければこの買収コストはすべて、会計上費用となる。

これをユーザー獲得コストと考えれば、900億円で9億ユーザーを獲得できるわけで、1ユーザーあたり100円。これは新たなサービスをはじめてユーザーを獲得するという視点で考えると非常に安いのではないか。

***以下、引用***
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***引用、ここまで*** 

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