かなり割高なイオンによるピーコックの買収
イオンがピーコックを総額300億円で買収すると発表した。
詳細は以下のイオンのリリースのとおり。300億円のうち、170億円は同額の貸付債権を引き受けることになっているから、この貸付債権が回収できる前提でいうと、130億円で買収することになる。
ピーコックは、82店舗を展開し、売上の減少しているとはいえ1,100億円以上あるが、営業利益は4億円と低水準、当期純利益は37億円の大赤字である。純資産は30億円。前期と同レベルの赤字を続けたら、債務超過である。純資産30億円を買収金額130億円から引くと100億円。これを短期的に回収するには2期前の年間10億円以上の営業利益水準を出していく必要があるだろう。
ピーコックの株主であるJフロントはおそらくギブアップ状態。これをイオンがどれだけ挽回できるのか。イオンは取引先にも相当厳しい条件を課すことが多いが、どこまでやれるか。この状態では、ピーコックに対する貸付債権170億円の回収も難しいはず。決して安い買い物でないと判断しておく。
○株式会社ピーコックストアの株式取得(完全子会社化 (完全子会社化)に関するお知らせ
http://www.aeon.info/news/2013_1/pdf/130304R_1.pdf
***以下、引用***
当社は、株式取得日(2013年4月1日(予定))に、JFRが保有するピーコックストア株式の全部を130億円(見込み)で取得します。また同日、当社はJFRの連結子会社である株式会社JFRオフィスサポートが株式取得日時点でピーコックストアに対して有する貸付債権170億円(見込み)を取得します。当社は、株式取得と債権取得の価額として、合計300億円をJFRに支払います。尚、これに先立ちピーコックストアは、株式取得日までの間に増資(増資額20億円)を実施しJFRがこれを全額引き受ける予定です。
当該増資に伴いピーコックストアは、JFRに対して1,000,000株を発行するため、上記4.②③記載の株式数に加算されます。
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