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いきなりステーキのペッパーフードがペッパーランチを売却検討、という報道の現在地

ペッパーランチを売却して、いきなり!ステーキへ集中するというペッパーフードに関する報道がでています。
しかし、ペッパーフードは否定です。よくあるリーク記事ですね。

○ペッパーフードIR
https://www.pepper-fs.co.jp/_img/ir/lib/2020/PFS20200618.pdf
***以下、引用***
6月 18 日付の一部報道について
6月 18 日(木)の共同通信社において、「ペッパーランチ事業を売却する方針を固め、食肉卸
大手のエスフーズやコメ卸最大手の神明ホールディングス(神戸市)による連合などが買収に名
乗りを上げるとみられる。」との報道がありました。当社は、当社事業の売却を含め、財務体質の
健全化に向けた各種の検討を行ってはおりますが、本報道に関して、当社が発表したものではな
く、決定した事実もございません。
以 上
***引用、ここまで******以下、引用******引用、ここまで***

この背景を確認しておくと、2020年4月にペッパーランチ事業を会社分割しています。
https://www.pepper-fs.co.jp/_img/ir/lib/2020/20200430b.pdf

この事実とおそらく誰かがしゃべったというリークによって記事になったのでしょう。リーク記事が本当であれば、週明けの今日か明日くらいには、ペッパーフードから公表されるかもしれません。

問題は同社の業績なのですが、第1四半期決算発表も遅れており、実態がわかりません。

ただし、毎月の業態別の業績が開示されています。
https://www.pepper-fs.co.jp/_img/news/pdf/2020/20200612.pdf

対前年比と思われますが、ペッパーランチもいきなりステーキも30%前後の売上高です。固定費がカバーできないどころではなく相当苦しいはずです。さらに昨年12月時点(https://www.pepper-fs.co.jp/_img/ir/lib/2020/PFS20200214A.pdf)ですでに赤字へ転じており、純資産も5億円程度、繰延税金資産が10億円あるのですが、この状態ではおそらく取り崩すのが自然です。そうするとすでに12月の時点で実質債務超過といってもよいかもしれません。

資金繰りにも苦労しており、取引先のエスフーズから借り入れをするのではなく、同社代表個人から20億円借り入れを起こしています。詳細はわかりませんが、法人で出せずに、個人でこれだけの貸付をするのは、ペッパーフードの財務状況では貸倒れ=返済できない可能性、のリスクが相当高いと判断している可能性が高いです。

https://www.pepper-fs.co.jp/_img/ir/lib/2020/PFS20200601B.pdf

開示されている情報がやや断片的でありますので、この程度の整理となっていますが、ペッパーフード自体が騒動厳しい状況にあることは間違いないと思います。

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