インテルへのエヌビディアの出資

エヌビディアがインテルに出資することになりました。
インテルにはすでに米国政府が約10%の議決権に相当する89億ドルを出資しており、ソフトバンクグループも20億ドルを出資しています。そこに加えてエヌビディアが50億ドルを出資することとなり、国を挙げた再生支援体制の様相を呈しています。
インテルは営業赤字が続くなど厳しい状況にあるのは事実です。ただし、バランスシートを見ると、総資産は2,000億ドル、純資産は1,000億ドル、有利子負債も100億ドルに満たず、財務基盤は極めて健全です。そのため、50億ドルの出資は財務面で大きなインパクトを与えるものではありません。
インテル再生を現政権が主導するのであれば、特定製品の購入を外資系企業に義務付けるなど、政策的な手段は十分に考えられます。
業績は確かに悪化していますが、資金的に困窮しているわけではないインテルに米国政府が救済の手を差し伸べた、というストーリーを強調したい可能性もあります。ソフトバンクグループやエヌビディアにとっては、米国政府のお墨付きの出資に参加することで投資成功の可能性が高まると見られ、現時点ではトランプ政権に歩調を合わせるほうが得策だと判断したのでしょう。
NVIDIA has decided to invest in Intel.
The U.S. government has already invested \$8.9 billion, equivalent to roughly 10% of voting rights, while SoftBank Group has contributed \$2 billion. With NVIDIA adding a \$5 billion investment, the initiative increasingly resembles a nationwide effort to support Intel’s restructuring.
It is true that Intel is in a difficult position, with operating losses continuing. However, its balance sheet shows total assets of \$200 billion, net assets of \$100 billion, and interest-bearing debt of less than \$10 billion, indicating a very solid financial foundation. From that perspective, a \$5 billion investment does not have a significant financial impact.
If the current administration truly intends to revive Intel, it has ample policy tools available—for example, requiring foreign companies to purchase certain products from Intel.
While Intel’s performance has indeed deteriorated, the company is not in financial distress. The U.S. government may want to frame its involvement as a rescue effort. For SoftBank Group and NVIDIA, participating in an investment backed by Washington significantly increases the likelihood of success. At this stage, aligning themselves with the Trump administration appears to be the most advantageous strategy.
大原達朗が行うBBT大学での講座93%が満足と回答したファイナンスドリブンキャンプ
本講座では、短期間でCFO(最高財務責任者)への第1歩を踏み出すことを目指します。大量の決算書に触れ、大量にアウトプットし、大量のフィードバックを通してファイナンスという武器を手に入れられます。ブログでは話せない「ライブ講義」も充実しています。まずは無料説明会を受講してみて下さい。
本誌について
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
| M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
|---|---|---|---|
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円(1年分一括払) | - |
| 案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
| 買収を検討されている企業団体様へ | |||
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| 買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/1時間 | 1時間〜 |
| 売却を検討されている企業団体様へ | |||
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| 売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |

M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座

メルマガ登録はこちら
ファイナンスドリブンキャンプ
生成AIキャンプ

大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-
