訪問介護の倒産が増えている件

(読者のご指摘により訪問介護と訪問看護の誤記があることがわかりました。ご指摘にお礼を申し上げますとともに修正をいたしました)
訪問介護事業の倒産が増えているということです。
データでは2025年1月から6月で45件と、それほど大きな規模には見えませんが、これは負債額が1,000万円以上に絞っていること、そして「倒産」というのが一般的に法的整理を指すためです。つまり、破産や民事再生などの法的整理を行った事業が45件であり、法的整理をせず自主廃業している事業者は、その何倍もあるはずです。
訪問介護は、設備投資が少なく、収入の多くは保険から支払われるため、資金繰りが困難な事業ではありません。
よほどのことがない限り、事業状態が悪化しても法的整理に至らないケースが多い性質の事業です。
しかし一方で、集客、スタッフの採用・維持・管理、収支のバランス確保といった点は非常に難しい事業でもあります。
1事業所では、有資格者1名の退職で事業が成り立たなくなる可能性すらあり、事業運営という意味では難易度が高い業態です。
高齢化社会では不可欠な事業ですが、補助金だけで維持するのは困難であり、事業化、すなわち大規模化がどうしても必要な業界です。
There has been an increase in bankruptcies among home-visit nursing service providers.
Data shows 45 cases from January to June 2025, which may not seem large in scale. However, this figure only includes cases with liabilities exceeding 10 million yen and refers specifically to legal insolvency procedures such as bankruptcy and civil rehabilitation. Therefore, the number of operators that voluntarily close down without entering legal proceedings is likely several times higher.
Home-visit nursing requires relatively low capital investment, and most revenue comes from insurance payments, making it a business that generally does not face severe cash flow difficulties. In most cases, even when business conditions deteriorate significantly, legal insolvency procedures are not necessary.
However, challenges lie in attracting clients, hiring, retaining, and managing staff, and balancing revenues and expenses. In some cases, the resignation of even a single qualified staff member can cause a business to collapse, making this a high-difficulty industry in terms of operational sustainability.
While essential in an aging society, maintaining such businesses solely through subsidies is difficult. The industry will inevitably require business scaling and large-scale operations to remain sustainable.
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