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UPSIDERがみずほグループ入り

UPSIDERがみずほグループ入りするということです。AIによる与信審査、法人向けのクレジットカード発行などを手がけている企業で、みずほの顧客にサービスを広げていくということです。

このパターンは、三菱グループ入りをしたウェルスナビと同じで、一定のプロダクトを構築した後、一気に顧客を増やすために、大量の顧客基盤を持つ大手グループに入るというのは極めて合理的です。

UPSIDERの強みがAIによる与信審査であり、それがみずほでも使えるほどの水準であれば、グループ入りをすることなくサービス提供ができるはずです。つまり、まだそこまでの精度には至っておらず、人材も含めてみずほグループに迎え入れ、今後の開発を進めていくということなのでしょう。そのため、UPSIDERの役員が株式を3割保有し、みずほは7割程度に議決権を抑え、IPOを目指すというスキームになっています。これは、みずほにとってUPSIDERの人材をしばらく確保する必要があることを示しています。

リスクとしては、UPSIDERのコア人材が退社してしまった場合、みずほのメリットが大きく毀損する可能性があるという点です。もちろん、ロックアップ条項などで一定の制限を加えるはずですが、モチベーションを失ってしまえば、重要人物が会社に残っていたとしても意味がありません。みずほにとっての成功の鍵は、このリスクをどれだけ最小化できるかにかかっているでしょう。

UPSIDER is set to join the Mizuho Group. The company offers AI-based credit screening and issues corporate credit cards, and the plan is to expand its services to Mizuho’s client base.

This pattern is similar to that of WealthNavi joining the Mitsubishi Group. After developing a solid product, joining a major group with a large customer base to rapidly expand reach is a highly rational strategy.

UPSIDER’s strength lies in its AI-driven credit assessment. If the technology were already advanced enough to be used by Mizuho as-is, they could have simply offered their service without joining the group. The fact that they are becoming part of Mizuho suggests that the AI is not yet at that level, and Mizuho wants to bring in UPSIDER’s talent to continue development internally. As a result, UPSIDER executives will retain 30% of the shares, while Mizuho will keep its voting rights at around 70%, with the goal of a future IPO. This arrangement reflects Mizuho’s need to retain UPSIDER’s key personnel for the time being.

The risk lies in the possibility that UPSIDER’s core members may leave the company. Such a departure could significantly diminish Mizuho’s benefits from the acquisition. Of course, restrictions such as lock-up clauses will likely be in place, but if the key individuals lose motivation, simply keeping them on the books will not be enough. The key to Mizuho’s success will be how effectively it can minimize this risk.

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