オルツの粉飾とその責任

オルツという会社が、売上の90%以上を循環取引などによる粉飾決算で計上していたことが明らかになりました。
現在、証券会社、監査法人、役員など、周囲の関係者がなぜこの不正を見抜けなかったのかという点に注目が集まっています。
もちろん、その点については検証が必要ですが、最も責任を問われるべきは、粉飾を指示し実行した当事者です。
内部統制は経営者による不正には機能しない、というのは基本中の基本です。
だからこそ、経営者の誠実性が非常に重要になります。
誠実でない経営者には、少なくとも上場企業の経営からは退いてもらう以外に選択肢はありません。
「綺麗事だけでビジネスができるか?」という反論があるかもしれませんが、それならば自らリスクを取り、非上場のオーナー企業として自由にやればよいのです。
ビジネスの才覚があり、なおかつ誠実である人は極めて稀です。
そう考えると、こうした人材の絶対数を前提にしたとき、現在の日本の上場企業数は多すぎるのかもしれません。
経営者の誠実性は、一般の人々が思っている以上に、内部統制や企業統治において極めて重要な要素です。
だからこそ、それを欠く人物が経営に携わることがあってはならず、粉飾決算など誠実性の欠如が明らかな場合には、刑事責任を含む厳罰が必要だと考えます。
It was revealed that over 90% of the reported revenue at a company called Altz was based on fraudulent accounting, including circular transactions.
This has raised questions as to why surrounding parties—such as securities firms, auditors, and board members—failed to detect the fraud.
Naturally, these matters require investigation. However, the ultimate responsibility lies with those who directed and carried out the fraudulent accounting.
It is a fundamental principle that internal controls do not function against executive-level fraud.
This is why the integrity of executives is critically important.
Executives who lack integrity should, at the very least, be removed from management positions in publicly listed companies.
If someone argues that business cannot be run on ideals alone, then they should take full risk and operate as a privately owned company instead.
People who are both capable in business and genuinely honest are extremely rare.
Given the limited number of such individuals, it may be that there are simply too many listed companies in Japan today.
Executive integrity is far more vital to internal controls and corporate governance than most people imagine.
Therefore, individuals who lack such integrity should not be involved in corporate management.
When there is a clear absence of integrity, such as involvement in accounting fraud, strict penalties including criminal charges should be imposed.
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