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US steelを政治問題にするのよいのですが。

US Steelへの日鉄の買収経緯は、いくつか記事にしていますので、ぜひ以下からご覧ください。

https://ma-japan.info/?s=%E3%80%80u+steel

簡単にいうと、米国内のUS Steelの競合であるクリーブランド・クリフスが同社に買収提案をしたのですが、その金額が72億ドルで、日鉄の提案額のおよそ半額でしたが、拒否されています。

そこに2倍の価値を提示した買い手(日鉄)が現れ、US Steelとしてはその提案を受け入れたわけです。
それにもかかわらず、政府が承認しない構図となっています。

労働組合が反対している理由は理解できますが、国内の同業者が半額の価値しか提示できない会社を、外資であるという理由だけで拒絶するのは、経済的合理性が全くないと言えるでしょう。

この状況を、感覚的で事実に基づいた結論ではないと批判するのは簡単ですが、人間は感情で動く存在であることを忘れてはならないのだと思います。

The background of Nippon Steel’s acquisition attempt for US Steel has been covered in several articles, so please refer to the links below for details.

https://ma-japan.info/?s=%E3%80%80u+steel

In short, Cleveland-Cliffs, a domestic competitor of US Steel, proposed to acquire the company for $7.2 billion, which is roughly half of Nippon Steel’s offer, but it was rejected.

Subsequently, a buyer (Nippon Steel) appeared with an offer double the valuation, which US Steel accepted.
Despite this, the government has not approved the deal.

While the labor union’s opposition is understandable, rejecting an external buyer solely because they are foreign, despite the fact that domestic competitors can only offer half the valuation, lacks any economic rationale.

Criticizing this situation as irrational and not fact-based is easy, but it is crucial to remember that humans are inherently emotional beings who often act based on feelings rather than pure logic.

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