めっちゃコミックをブラックストーンが2,800億円で買収へ
帝人が親会社であるインフォコム(めっちゃコミック運営会社)をブラックストーンが2,800億円で買収します。いつものようにリーク記事で、帝人はまだ発表していないということです。これをいつまでも放置するこの環境は意味不明です。
https://www.infocom.co.jp/ja/ir/news/auto_20240618530702/pdfFile.pdf
この結果、帝人は1,300億円程度のキャッシュを手に入れるということです。
インフォコムの直近の業績は、売上844億円、営業利益97億円、純利益88億円、純資産491億円、無借金の優良企業です。ただし、2,800億円というのはPER40倍相当ですし、相当な高値です。
帝人は本業が苦戦しているわけで、このビジネスにシフトをするというオプションもあったはずですが、このバリュエーションで売却できるなら、売却そのものを間違った判断とはいえません。
問題はブラックストーンですが、このインフラをベースに増収の目処があるのでしょう。PER25倍で再上場するとしても、純利益を仮に2倍の200億円くらいまで持っていけるとすれば、5,000億円のバリュエーションになります。そのレベルを狙って再上場、というプランがあるでしょう。海外のマーケットを狙えば可能性は増すものの、海賊版との戦いをどう始末をつけるのか、あるいはそれができるビッグテックに売却するというオプションも持っているのかもしれません。
Teijin’s parent company, Infocom (operator of Mecha Comic), will be acquired by Blackstone for 280 billion yen. As usual, this is a leaked article, and Teijin has not yet announced it. It is incomprehensible why this environment is left unchecked.
https://www.infocom.co.jp/ja/ir/news/auto_20240618530702/pdfFile.pdf
As a result, Teijin will acquire around 130 billion yen in cash.
Infocom’s recent performance shows sales of 84.4 billion yen, operating profit of 9.7 billion yen, net profit of 8.8 billion yen, and net assets of 49.1 billion yen. It is a debt-free, excellent company. However, the 280 billion yen valuation represents a PER of 40 times, which is quite high.
Teijin’s core business is struggling, so shifting to this business was an option. However, selling at this valuation is not necessarily a wrong decision.
The problem lies with Blackstone. They likely see potential revenue growth based on this infrastructure. Even if they aim for re-listing at a PER of 25 times, if they can double the net profit to around 20 billion yen, the valuation could reach 500 billion yen. They might aim for this level for re-listing. Targeting overseas markets increases the possibility, but how they handle the fight against piracy, or whether they have an option to sell to big tech companies capable of dealing with it, is also a consideration.
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