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あおぞら銀行に大和証券グループが出資→関連会社へ

あおぞら銀行に大和証券グループが出資して関連会社にするということです。
金融庁もポジティブに評価しているようです。

金融庁はほっておくと潰れそうな金融機関が合掌連衡してもらって、継続してもらうのが監督官庁としてよいわけですから、プラス評価をするのは当然でしょう。

今後はおそらく大和証券グループとしては子会社化をターゲットにしていくのでしょう。

ところで今回のきっかけとなったのがあおぞら銀行の赤字決算ということです。
ニュースやそのもととなっているあおぞら銀行の決算説明(https://ssl4.eir-parts.net/doc/8304/ir_material_for_fiscal_ym2/155441/00.pdf)によると、主な要因がアメリカの不動産向け融資の焦げ付き、ということです。

決算書を確認しておきましょう。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8304/tdnet/2437422/00.pdf

大増収、大減益の原因は、資金調達費用です。経常利益はおよそ600億円、対前年同期比で減少しています。
その増加原因は資金調達費用です。金利高によって軒並み、資金調達費用が増えるのは当然でしょう。
資金調達費用の中で増加幅が大きい項目は以下のとおりです。

金利スワップ支払利息  210億円増加
その他の支払利息     250億円増加
貸倒引当金繰入額    430億円増加

たしかに600億円の減収要因は、貸し倒れ処理なのですが、それを除いても金利負担が大きすぎて経常赤字です。
円安であり、金利が高い海外でのビジネスを増やし、増収は達成したものの、コスト負担をカバーしきれなくなった、という結構深刻な本業の業績悪化が実態としてあるのでしょう。

ーー
Daiwa Securities Group is investing in Aozora Bank, making it an affiliate. This move is positively evaluated by the Financial Services Agency (FSA), as it supports financial institutions in distress to continue operations. Aozora Bank’s recent financial struggles, particularly losses in U.S. real estate loans, triggered this investment. Increasing costs, especially in fundraising due to high interest rates, have significantly impacted Aozora’s earnings, with a major part of the loss attributed to increased provisions for loan losses and higher interest payments on swaps and other liabilities.

For further details, please see Aozora Bank’s financial reports here:
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