永久劣後債とは?三井住友トラストが1,200億円発行
三井住友トラストが永久劣後債を1,200億円発行するという。以下リンク先の記事によると、償還期限がないが、利息が2%以上と優遇されており、自己資本比率の上下によって元本も毀損する可能性があるという。
金融機関の側では、これを自己資本として算定することが可能と思われ、銀行の財政強化を目的とした規制強化に対応する。
引受け手においては、株式ほどリスクは高くないが、一定以上の利回りが期待できる商品を購入することができるようになる。
名称の永久劣後債の意味は、利息の支払いで優遇するため、万一発行体が破綻した場合、配当されるのが一番後になる=劣後する、しかも償還期限がないので、その状態が永久に続く、という意味だ。
この商品は発行企業にとっては資本なのか、負債なのか明確に判断がつきづらい商品だ。発行体、引受者にとって選択肢が増えるのはよいことだ。会計処理も含め、使いやすいインフラ作りが必要だろう。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
三井住友トラスト、永久劣後債1200億円発行 :日本経済新聞 http://t.co/sH5h4DDmKA
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