日本郵便6千億円の増資をゆうちょ銀行が引受け
日本郵便が6千億円を増資し、それをゆうちょ銀行が引き受けると報道されている。日本郵便のリリースはここにあるが、あっさりしたものだ。
記事によると日本郵政グループの利益剰余金は13兆円以上あるが、そのうち11兆円がゆうちょ銀行であり、日本郵便にはほとんどそれがないため、今回の増資で日本郵便の投資等にあてる予定だという。
要するに、ゆうちょ銀行は過去から儲け続けており、一方日本郵便はそうでもないということだ。グループ内での資金移動をした形になる。今後の上場へ向けての動きだろうが、日本郵便の採算性の悪さは大きな問題になるだろう。過疎地などへのユニバーサルサービス提供のための資金負担が重いということだろう。この問題をクリアするには今後、民間への開放と携帯電話のように民間企業のユーザーはユニバーサルサービスコストの負担を求める対応が考えられる。より公平には上場前にこれらの対応を済ませておくのが望ましいだろう。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
日本郵便に6千億円増資を正式発表 日本郵政 :日本経済新聞 http://t.co/9vH6Pmc5OQ
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