スプリント買収後のソフトバンクが目指す先
いよいよスプリントの買収の許可も得て、ソフトバンクが米国へ進出する。これにより6兆円規模の企業となるが、負債も相当規模の企業となる。今後、ソフトバンクはどんな将来を見据えているのだろうか。
第一の目標は、スプリントの黒字化であろう。ボーダフォンでの経験が生きるかどうかであるが、これがまず一番重要なことは間違いない。
そこで資金的な余裕がでてくれば、今度は携帯電話の普及が激しい、またユーザー数の多いインドやインドネシア、タイなどへの進出を考えているに違いない。おそらく、そこでも相当な買収資金が必要となるだろう。負債も7-8兆円くらいに膨れていてもおかしくない。この段階でシンガポールなどのアジアのPERが激しく高くつくマーケットに上場し、資金調達をすることを考えているのではないだろうか。現時点でソフトバンクの時価総額は6.8兆円くらい。PERが22倍。ネクステルがソフトバンクモバイルなみに稼げば、PERが変動しなければ、ソフトバンクの時価は今の2倍くらいになってもおかしくない。それで約13兆円。そのうえで、アジアの大規模キャリアを買収し、PERが日本市場よりもたかく付くであろう、アジアのマーケットにでて、仮にPER30倍くらいをつけるようであれば、時価総額は20兆円弱くらいになる計算になる。完全に机上の空論であるが、20兆円あれば、3割から4割を新規公募をすれば、6-8兆円の資金調達が可能で、一連の買収のための借入もこの段階で返済できてしまう。ソフトバンクがIFRSを早期適用しているのは、のれんの定期償却をしないためという見方が大勢をしめるが、この会社はもっとその先を考えているのではないだろうか。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
ソフトバンク、米進出に弾みも巨額投資が懸念 – MSN産経ニュース http://t.co/B6p4LhO3IA
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