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アサヒのインドネシアペプシコ販社買収について

アサヒがインドネシアペプシコ販社買収すると報道されている。
内奥は以下のとおり。アサヒとしては、これまでも進めている新興国のマーケット開拓目的の買収の一環だと思われる。

1つ気になるのは、売り手が、ペプシコも出資しているペプシコの販売会社を買収するということ。インドネシアはペプシコにとっても重要なマーケットなはずなのに、売上71億円という発展途上で同業のアサヒに売却をする点である。インドネシアビジネスに何らかの問題がないとは言い切れない。共同出資するインドネシア財閥との問題がないとはいいきれないのではないか。

もう1点は買収金額である。総額約30億円で売上71億円の企業を買収するわけであるから、割高の可能性がある点が少し気になる。アサヒのリリースを確認しても利益やキャッシュ・フローに関する情報は開示されているわけではないので、これ以上は何とも言えないが、ドリンクの販社であればそれほど利益率が高いとは思えず、現状の損益水準では回収に相当期間以上かかる計算になっても不思議ではないのだろうか。

***以下、引用***

 アサヒグループホールディングスは27日、インドネシアの食品大手、インドフード(ジャカルタ)と共同で、同国で米ペプシコの清涼飲料を製造・販売するペプシコーラ・インドビバレッジズ(PCIB、同)を買収すると発表した。買収額は29億4000万円で、アサヒはこのうち約15億円を負担する。

 アサヒとインドフードが合弁で設立した清涼飲料会社が8月末に、インドネシアの大手財閥、サリム・グループとペプシコからPCIBの全株式を譲り受ける。PCIBはコーラ飲料「ペプシ」などのほか、自社ブランドの商品も展開しており、2012年12月期の売上高は約71億円。

***引用、ここまで***

 

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