ブログ

ドコモ・パイオニア、KDDIとぴあの資本提携にみる出資の意味合い

ドコモがパイオニアと業務提携し、スマフォをつかって自動車ユーザー向けへ情報提供を実施、そのために50億円、出資比率で7%程度の出資をする。

また、KDDIがぴあと提携し、こちらもスマフォで、auのスマートパスでコンテンツを増やしていくための資本提携をし、記事では金額は不明だが、議決権比率で3.6%程度を持つ。

出資を受ける、パイオニア、ぴあは業績悪化に苦しんでいる企業で、出資であればいくらでも喉が手が出るほど欲しいはずだ。一方で出資するほうとしては、本来は必要なものは経費として出すべきであるところを出資の形をとっている。出資という形では税務上、損金にならないため、会社にとってはキャッシュ・フローを減らすことになる。もちろん、出資は対象会社がM&Aなどでexitすれば多額の利益をとれる可能性があるが、今のぴあやパイオニアではなかなかイメージしづらい。

経済的には税務的に損をしている部分を含めて、実際のビジネス上でのぴあやパイオニアにとっての支払条件をドコモとKDDIにとって有利にすることが考えられるが、そこまで日系企業同士で話がついているかは、なんとも言えないだろう。

また、7%とか3.6%といった出資比率では、経営に直接的な影響を与えることは難しい。以前は持ち合い株式といって取引先同士を5%程度の株式を持ちあってビジネスをしていたが、メリットが見いだせなくなった現在では、持ち合い株式は相当減っている。

要するにお金に不自由のないドコモとKDDIがお金に困っているぴあとパイオニアに業務提携を機に資金援助の一環として出資をしたということだろうが、条件しだいでは株主にとっては不利な契約をしている可能性がある点には注意しておきたい。

 

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
                                                                                                                                                     
M&A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み

オンライン開催の詳細とお申込み
M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会資格詳細とお申し込み入会金33,000円
月会費11,000円(1年分一括払)
-
案件サポート制度JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50%-
買収を検討されている企業団体様へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み
オンライン開催の詳細とお申込み

M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
買い手様向けセカンドオピニオンサービスM&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 33,000円
追加相談サービス 33,000円/1時間
1時間〜
売却を検討されている企業団体様へ
セミナー・サービス名詳細金額時間
誰にでもわかるM&A入門セミナー会場開催の詳細とお申込み

オンライン講座の視聴
無料2時間
M&A実務スキル養成講座会場開催の詳細とお申込み

オンライン開催の詳細とお申込み

M&A実務スキルの詳細
198,000円2日間
売り手様向けセカンドオピニオンサービスM&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 33,000円1時間〜

M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座


メルマガ登録はこちら

大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-