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ソフトバンクGの借入金利はかなり大変です

ソフトバンクグループは、外貨建ての社債発行によって4,000億円以上の資金を調達する見通しです。

注目すべきは、金利がドル建てで8.25%、ユーロ建てで6.5%という高水準である点です。米国の金利上昇の影響はあるものの、8%を超える金利での調達は極めて大きな意味を持ちます。

当然ながら、8%という高い金利を支払ったうえで十分な利益を確保しなければなりません。金利上昇は負債コストの上昇を意味し、それは自己資本コストにも波及するため、資本構成の見直しも必要になります。

いずれにしても、相当な利益を稼ぎ出さなければ損益計算書(PL)上の利益も残らず、キャッシュ・フローも厳しくなります。1,000億円単位の投資に対して8%の金利負担を前提とするなら、AIインフラ分野への投資が主なターゲットになると考えられます。

リスクは当然ありますが、かつて半導体分野で積極的な設備投資を行った韓国・台湾勢に対し、日本企業が出遅れたという歴史を踏まえると、今まさに誰かがリスクを取って勝負を仕掛け、その結果が産業の勢力図を左右する段階にあると見るのが妥当でしょう。

SoftBank Group is set to raise over 400 billion yen through the issuance of foreign currency-denominated bonds.

What stands out is the high interest rates—8.25% for U.S. dollar bonds and 6.5% for euro bonds. While these levels reflect the broader trend of higher rates in the U.S., borrowing at over 8% carries significant implications.

Naturally, SoftBank must generate sufficient profits to cover such a high interest burden. Rising interest rates increase the cost of debt, which in turn raises the cost of equity, necessitating a review of the company’s capital structure.

In any case, the company needs to generate substantial earnings to maintain profitability and sustain healthy cash flow. Assuming an 8% interest burden on investments of hundreds of billions of yen, it is likely that the funds will be directed toward AI infrastructure investments.

While the risks are evident, history shows that Japan fell behind South Korea and Taiwan, which took bold risks in semiconductor investments. In that context, it is fair to say that SoftBank is now in the midst of a high-stakes race—one where those willing to take calculated risks will determine the future balance of industrial power.

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