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オルツの粉飾はわかっていた

オルツの粉飾決算については、元経営企画部長が不正に気づき、社内でその旨を報告し、是正を提言したものの、無視されたとされています。
社内に常識的な感覚を持つ人がいれば、当然に異変に気づくはずです。

詳細については、日経新聞に当人による記事が掲載されていますので、ぜひそちらをご覧ください。

本誌の立場としては、もし粉飾決算に加担したことを認識した上で行動していたのであれば、厳正な処罰を受けるべきだと考えます。
また、社会常識として「粉飾決算への加担は絶対に許されない行為である」という認識を広めていくことが重要です。

会計コンサルティングの業務の中には、「会社にとって有利な会計処理を成立させる理論を構築する」という性質の仕事もあります。
これは高度な専門性を要するものであり、必ずしも不正ではありませんが、行き過ぎると粉飾決算への加担につながるおそれがあります。

不正だとわかっていても止められない状況に陥ったときこそ、「それを認めたときに自分や周囲がどうなるのか」を常に想像すべきです。
刑事罰や損害賠償を受けるのは当然の結果であり、自分や家族、勤め先が苦しむことも避けられません。
さらに、投資家や金融機関が正しい判断をできなくなり、市場全体に悪影響を及ぼすことも想像しなければなりません。

多くの場合、恐怖とは「先が見えないとき」に最も強くなります。
しかし、最悪の事態を具体的に想像できることこそ、実は非常に大切なことなのです。

Regarding the accounting fraud at Alt, it is reported that the former head of corporate planning had noticed the misconduct, reported it internally, and urged the company to stop, but his warnings were ignored.
Anyone within the organization with sound judgment would naturally have recognized that something was wrong.

For more details, please refer to the article written by the individual himself in the Nikkei newspaper.

Our publication’s stance is clear: if those involved knowingly participated in accounting fraud, they should be held strictly accountable.
Furthermore, society must firmly establish the norm that “participation in accounting fraud is absolutely unacceptable.”

In the field of accounting consulting, there are cases where professionals are tasked with devising theories that justify accounting treatments favorable to the company.
While this requires a high level of expertise and is not necessarily unethical, when taken too far, it can lead to complicity in fraudulent accounting.

Even when one feels unable to stop wrongdoing, it is crucial to always imagine what will happen once the misconduct is exposed.
Facing criminal charges or civil liabilities is an obvious consequence, but one must also consider the suffering that may be inflicted on one’s family and company.
Moreover, investors and financial institutions will lose the ability to make sound decisions, ultimately harming the integrity of the market as a whole.

In most cases, fear arises from uncertainty about what lies ahead.
Yet the ability to envision the worst possible outcome is, in fact, a profoundly important skill.

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