3.月次決算の実践
繰り返しになるが、月次決算は「会社の業績をあげるため」にある。ここで考えなければならないのは、どんな月次決算を組めば会社の業績をあげることができるのか、という点である。会社の業績はどうすればあがるのだろうか?会社の業績=利益だとすれば、答えは簡単である。売上を最大、経費を最小にすることである。経理部門をはじめとした管理部門は自らの眼の届く範囲で業績に寄与しようとする傾向があるため、会社の業績に貢献しようとすると経費削減だけでは不十分である。これは専門の弁護士、会計士、税理士が実践している会社再生の実務をみれば分かる。
彼らはあくまでも経費削減、管理体制整備を自分の業務だと考えており、ゆえに彼らの実践している会社再生の多くで劇的に会社が蘇った例は多くない。それは一番大切な売上をあげるという視点が欠けているからである。多くの日本企業はカンナで材木を削るようにコスト削減を続けており、このままいけばカンナを持つ手が血だらけになるか、削る材木自体がなくなってしまうのを待つだけである。そうならないように経理部門といえども、経費削減だけでなくどうしたら売上をあげることができるのか、月次決算がどうやって売上アップに貢献できるかを考える必要がある。
このように、売上をあげてお金を稼がなければ会社の将来はないから、どうやっておカネを稼ぐべきかを論理的に考えなければならず、月次決算はこのうちで重要な役割を果たしている。こういった考え方を「問題解決」というが、その「問題解決」の流れについて説明することにしよう。
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