東芝が監査法人を交代制を検討する問題点
東芝が監査法人交代制を検討しているという。透明性向上のため、ということだが、??????????????だ。
当然、きっかけは今回の粉飾決算だろうが、まだ監査法人の責任で今回の粉飾決算が起きたとは結論づけられていない。結果として、こういった策を講じる必要がありうるが、順番がメチャクチャだ。
もう1点、監査人の交代は非常にコストがかかる。会計監査は試査で実施しており、B/Sをまず固めるアプローチをとる。まず期首と期末のB/S残高を固めて、その差額をベースに利益を確定する。その内訳の監査として、P/Lの取引をテストベースでチェックをする。継続して監査をする分には問題ないが、監査人が交代する場合にはこの期首残高の監査がついでにかかる。もちろん前任監査人はすでに監査が終了しているわけで、ここは完全にダブった監査対応を東芝はやることになる。このあたりは以下の書籍にも書いたので、参考にしていただきたい。
また被監査会社=東芝の負担も大きい。新任監査人はまず東芝がどんな会社ででんな経理をしているかもしらない。その情報収集、ヒアリング、資料のとりまとめには膨大なコストと時間がかかる。ついでに経営者が主導して粉飾決算を行い、資料を捏造すれば、どんな監査法人でも粉飾はそう簡単に見つからない。
意思決定する順番もメチャクチャ、やったとした場合のメリットもほとんどない、?がいくつも出てくる。記事であった。新聞社の誤報であることを祈りたいくらい、?????なニュースだった。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
東芝:監査法人、交代制に 透明性向上へ検討 – 毎日新聞 http://t.co/wxtsMsef7B
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