新しいものを産み出すことはとても重要なこと。
新規事業、起業、多くの人がそれを目指している。
なぜ必要なのか？

中には、新規事業立ち上げ、起業が目的になってしまう人も結構いる。いずれも目標達成のための１つの手段に過ぎない。

現代は、明確な見本がない時代になってしまった。例えばボクは会計士であるが、アメリカ人といまさら同じことをやっていても始まらない。監査報酬は異常に高いが、顧客に対する満足なサービスなど提供できるはずもない。開業している米国の会計士の多くは、インド人による確定申告サービスのオフショアアウトソーシング、あるいはソフトウエアの進歩による価格競争の波に巻き込まれている。

そう、当たり前のことであるが、お客様が何を求めているのか、それを徹底的に考えることしか未来を開く方法はないのだ。そして、考えつくした結果が、新規事業立ち上げ、起業につながるだけなのだ。

このことから考えても、新規事業立ち上げ、起業が目的となってしまうのはやはりおかしい、と思うのである。

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