M&Aのハウツー

中国におけるM&A(全文書き起し)

他の国では中国ですが、これも少し前の話になりますが、ラオックスという会社が中国の蘇寧電気に買われています。もはやあまり効果はないらしいですが、ラオックスの店舗というのは中国語ネイティブスピーカーばかりで、観光客をみんなラオックスに連れていきます。全員がネイティブスピーカーですから、そこで日本で消費税免税の商品を売りつけて帰っていくということで、一時期はかなりもうかったそうです。ただし、最近は日中関係がもつれていますので中国人の観光客が相当減っていますから、ラオックスの中国人向けの売り上げは相当減っています。ただし、中国に行ったことがあれば分かると思いますが、普通のスーパーマーケットとかはひどいわけです。行ったことがなくても想像はつくと思います。家電量販店なども、ひどいわけです。接客とか、店の中の配置とか、ラオックスはかなり学ぶところはあったそうです。成功事例と言われています。

もう一つ、スウェーデンのボルボです。ぶつかっても大丈夫な、固いやつです。あのボルボですけれども、吉利という会社が2009年に買っています。そのときはボルボも相当業績が悪くなってきていて、一方で中国の自動車メーカーというのは右肩上がりになってきていましたから、「金に物を言わせて」みたいな感じで、あまりポジティブには捉えられていませんでした。けれども、吉利がボルボを買収したときのことを関係者に聞くと、20年くらい前から考えていたそうです。20年前の中国の自動車メーカーは、それこそ昔、孫正義さんが果物の段ボールの上に立って「俺たちは世界一になるんだ」「日本一になるんだ」と言っていような状況だと思います。下手をすれば「おたくで作った車は、ちゃんと100キロで走るのか」というくらいのレベルのときに、いつがボルボを買収してやると考えていたそうです。

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