また、エステサロンが破綻するという報道がされている。エステは破綻しやすいビジネスモデルだ。
これは英会話ビジネスにも共通する部分がある。

共通点は前受ビジネスだ。顧客からたとえば１年分の費用を先に頂いてしまうことが多いビジネスだ。もちろん、これは実際に顧客がいらしたときにサービスを提供し、人件費や経費に充当していくためのものだ。しかし、目先に金があると先行きを考えずに、設備投資で使いきってしまったり、個人的にお金をつかいこんでしまう、ということがどうしても多くなってしまう。

ビジネスをするうえで資金繰りは本当に悩ましい問題で、前受金で収入を先にうけとれることはエステサロンにとっては本当にありがたい仕組だ。一方で顧客は先払いのリスクを抱えている。リスクを抱えてもお店に来ていただける方を絶対優先して、前受金に手を付けるようなサロンばかりではないが、目先の資金に目がくらみやすいビジネスモデルといえるだろう。一方でエステサロンも一部では価格競争に陥っており、そもそも利益を出すのが難しい状況だ。

M&Aの相談も経営が破綻状態になってから売却のご相談をいただくことも多い。大変残念だが、手遅れ、ということもある。

そんなことにならないよう、読者の皆さんは他社の成功事例だけでなく、失敗事例もよく研究をされることをお勧めしたい。もちろん、このブログでも引続き、みなさんのお役に立てるファイナンス情報をご提供していくつもりだ。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

横浜のエステサロン「スカイゲイト」に破産決定、負債20億円 – 不景気.com http://t.co/wG1eXNBh4i #news #feedly

2015/10/14 07:35:30

 

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