ワタミの介護事業の売却については、このブログでもすでに述べた。結局、損保ジャパンに売却できるようだが、その前にはパナソニックとの交渉が決裂したと以下リンクでは報道されている。

なぜ正式発表前にこんな情報が出るのか？答えは１つで内部で情報を漏らしている人間がいるからだ。

もちろんこれはインサイダー情報だ。そしてなによりここで気を遣うべきは、ただでさえ赤字、売却されるかもしれないと不安なワタミの介護で働く人々のモチベーションだ。この状態で、ワタミの介護事業が売却されるのはやむを得ないかもしれない。

しかし、決まるまでは秘密裏に進め、正式決定した時点で、そこで働く人達に今後の待遇やビジョンなどを誠心誠意話をすべきだ。これだけ情報がダタ漏れしていれば、自分たちが大切にされているとは夢にも思えないだろう。M&Aも動かすのは人。数値や金だけでM&Aは成功するはずもない。もっともっと情報の重要性とビジネスを動かしてくれる人を大切にすることの重要性に気づくべきだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

介護、厳しい経営環境　ワタミが損保ジャパンに事業売却へ　　：日本経済新聞 http://t.co/83ava0xTHA

2015/09/17 06:16:07

 

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