業績悪化に苦しむワタミが介護事業売却へ動いていると報道されている。ワタミの直近の四半期業績は四半期で15億円以上の赤字となっている。

売却対象事業の介護事業も赤字の状態だ。

医療、介護事業はM&Aが頻発している。とても儲かるイメージがあるが、保険制度の影響でこのビジネスは販売価格を自分たちで決めることができない。しかも介護報酬単価は決して高くなく、その中で現場では激しい肉体労働を強いられ、介護関係者は人員の確保も非常に難しい。そんななか、売却に出される介護ビジネスも多いが、多くの場合、業績が悪すぎて売買が成功しないことも多い。設備投資はそれなりにかかるのため、借金を抱えていることが多いのだが、その設備投資が非常に見通し甘くされているケースも目につく。

ワタミは元々優良企業だが、諸問題で業績を悪化させている。イメージ悪化の影響も大きいだろうが、介護ビジネスはきっちり稼ぐのが非常に難しいビジネスだ。今後もこういった介護ビジネスのM&Aは継続していくだろう。

○ワタミ平成28年3月期 第1四半期決算短信
http://v3.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1279653&code=7522&ln=ja&disp=simple
＊＊＊以下、引用＊＊＊


＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ワタミ、介護事業売却へ　損保ジャパンなど買収名乗り　　：日本経済新聞 http://t.co/aopyYrsZ21

2015/09/10 06:07:16

 

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