GEが金融ビジネスの処分を進めている。日本でもこの流れが進んでいることを示しているのが、以下リンク先の記事だ。

私はこのニュースを見て不安がよぎった。

金融は日本企業でも稼ぎ頭になっている。銀行や証券の話ではない。イオン、トヨタ、本田、ソニー、こういった製造業、小売業でも現在の収益の柱は金融だ。イオンであれば、イオン銀行の住宅ローン、トヨタ、ソニーはオートローン、リース、ソニーは銀行のみならず、生保、損保の保険の影響が大きい。

要するに金融は儲かる事業なのだ。ただし、それは顧客の金融リテラシーが低い、という部分に依っている部分もあると思う。そう考えると顧客の金融リテラシーの向上とともに、収益性が落ちるとも考えられる。

GEはもしかして、そういった将来を読んでいて、収益性が高く、高値で売却できる今のうちに金融ビジネスの処分を考えているのではないか。そうであれば、日本企業がまた損を掴むことになる。本件については、明確な根拠がなく、それしか筋が通らない、と考えているだけなのだが、すごく不安に感じている。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

GE日本事業、邦銀などが買収に名乗り＝関係者 http://t.co/5xI7k34Liy @WSJさんから

2015/09/05 07:48:48

 

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